と、いうか戯れ言ですな

それは、別にお金ではなく。それは別に時間でもなくて。
自分が惚れ込んだもののために、対価を支払うことに私は罪悪感を感じはしない。

今、その瞬間にであった帽子が、世界で私の唯一求めていた帽子ならば、親兄弟を質に入れてでも、必要とすることがあるかもしれない。

だって、恋してしまったものには、世界で唯一であった私だけのものには、分不相応でもあきらめるわけにはいかないのだ。

根性でこの世の理を「ねじ負けてでも手に入れたい」。
愛とはかくも激しく身勝手で、だからこそ、巡りあったものとの別れは、このまま生きながらえながら死ぬかのように苦しい。

だけど、ボクはずるいのです。
日々、新しいものに恋をします。今日は、すてきなワンピースに恋をしました。きっと手に入れずにいられないでしょう。


でも、恋なんて、いくらあったっていいじゃないですか。
友愛も、服でも、アイドルでも、思うだけで切なく涙さしぐむおとめになれるのならば。
あきらめてはだめなのです。

ボクも戦います、見えない明日へ。だから、君も、勇気を出してください。
もしボクが、君より先に進むなら、ランタンを照らしましょう。
迷っても、こけても、きっとこの先には楽園があるのです。