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GNO2「ブレイクタイム」

少年のような人だと思った。 いつまでも、思春期の病にとりつかれているような、そんな危なっかしさ。 あたしが、初めて赤い彗星に抱いた思いは、そういうものだった。 「シャア少佐」 「ん? あぁ、大尉か」 キリマンジャロの砂を含んだ風が、あたしたちの…